あの素晴らしい情熱をもう一度

soichi_ueno2006-09-13

いつの頃からか、ふ〜〜〜。
情熱を捨ててきた。
数え切れぬ情熱の甲冑を、ひとつひとつ置いてきた。
今ではすっかり『魔界村』の騎士アーサー。
パンツ一丁、触らばドクロの緊張感。
しかしてその甲冑とは!!

ひとつ、一筆一筆直筆でしたためた入魂のイラスト年賀状!
(失敗葉書は先生に!)
ひとつ、静寂の番人となってラジカセに録音したTVアニメ!
(母ちゃんオナラすんなよ!)
ひとつ、アルファベットシートでタイトル入れしたインデックスカード!
(誤字脱字はご愛嬌!)
ひとつ、マメに更新していたホームページ!
(コメントは差し控えさせていただきます!)
ひとつ、ドカッ!
ズタターン!

「誰だ!?」

「帰れ」

おお、ザワザワザワ・・・ アーサーだ。 騎士アーサーだ・・・

「イヤです、あなたがウンと言うまで叫び続けます!」
「いくら叫ぼうとも、戻る甲冑などありゃあせん。 帰れ」
「お願いです、あの情熱を、あの自己満足を、もう一度私たちに見せてください!」
「遠い昔のことだ」
「坊主頭に着たきり雀。 起床から出発まで5分とかけなくなったあなたを見るのはもうイヤなんです!」
「あの頃のワシは死んだのだ」
「毎朝一生懸命、天然パーマをブローリングしてたじゃないですか」
「雨が降れば台無しデス。 アナタは徒労をブローリングすることができるのデスカ?」
「なにオシムですか。 茶化さないでください!」
「帰れ! ここはオマエたちが居ていい場所ではない!」
バタンッ!!
・・・・・
・・・・
・・・
・・

女性はエライ。
どんなに遅い時間になっても、必ず化粧を落とし、風呂に入り、服を着替え、またメイクをする。
来る日も来る日も、飽くることなく繰り返す。
何に追われているのか。
何と戦っているのか。
おそらく、どれかひとつでも怠ろうもんなら、どこからともなく現れた無数の手によって異界に連れ去られてしまうのだろう。
しかし、それは身だしなみの話で、どうも天然パーマあたりから話がすり替わっている気がする…


多くのものを捨ててきた。
もはや捨てることになんのためらいもない。
果つるこなく捨て続け、最後に残るものはいったい何なのか?

それを見定めるまなこすら捨ててしまったのでは、確認のしようがないがな。

                                                                            • -

日本沈没』 ★★☆☆☆

何から書いてよいものやら…

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グエムル』 ★★★☆☆

目を見張る箇所は随所にあった。

だがしかし、ワシには合わん…
外しすぎだろ。
天邪鬼め。