IN MY LIFE

魔法少女まどか☆マギカ』って観ました?
僕はようやく観ました。
ずーっと借りては観ず返し、借りては観ず返ししてたんですけど、フロンティアがメンテ入ったんで、しかたなく観ました。
関係ないけど、TSUTAYAって旧作100円にしたんですね。
またドえらい事しましたね。
正気の沙汰じゃないですよ。
先々心配ですけど。



まあ、さておき借りました。
1巻から3巻までかな。
で観たら、まあおもろい。
もうこの先、ワクワクすることなんてないやろなぁ、と思ってた矢先でしたから。
嬉しくなって残りの3巻全部追加で借りて。
フロンティアのメンテ明けてましたけど、それどころじゃなくなってて。
その日のうちに全12話を3セットぐらい観ました。
素晴らしいですよ、ほんと。
DVD買おうかなぁ。



最初はね、ほんと『花の子ルンルン』とか『魔女っ子メグちゃん』とか、昔を懐かしみながら観てました。
したらまあ、見事に落ちましたよ、術中に。
主題歌が変な感じはあったんですけどね、泣いてるし。
3話ぐらいからですかね、あれよあれよというまに・・・
音楽もよかったなぁ。
いやね、これを観るまでは『ファニーゲーム』のこと書こうと思ってたんですよ。
あれもまあ衝撃的でしたけども。
いや、本来は『まどか☆マギカ』のことはグッとこらえてね『ファニーゲーム』のことを書くべきだと思いますよ、立場上は。
でもねー・・・

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魔法少女まどか☆マギカ』(2011)★★★★★

自宅にて。
希望を抱くから絶望する。希望なんて抱かなければ絶望もしない。
でもこの作品は希望は叶う、というところがミソ。
叶うけど、希望と絶望は差し引きゼロなんだ・・・

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ファニーゲーム』(1997)★★★★☆

自宅にて。
CGというものが目覚ましい発展を遂げ、いまや実写と見まがうほどの質感でスクリーンを埋め尽くしている。
そのことが当たり前となった今、
スタントなしでやりきったアクションも、
CGを使ってないと謳う美麗な景色も、
なんの価値もなくなってしまった。
それらのこだわりは、もはや製作者の自己満足でしかない。
あの特撮はどうやって撮ったんだろう、といった興奮も
奇跡の一瞬をどうやってキャメラに収めたんだろう、といったワクワクも
ことごとく葬りさられてしまったのだ。

CGは自由だ。
自由そのものだ。
なんでもできる。
ハリウッド映画を観ていると、もはや表現できないものは存在しないのか、とさえ思う。
それゆえに面白味がない。
いや、かつては面白味を感じていた。
トランスフォーマー』辺りまでは楽しんでたと思う。
しかし、ますます過激に、ますますド迫力に進化していく映像を、こうも矢継ぎ早に持ってこられると、ついには何の感慨も浮かばなくなってしまった。

自由であることは、必ずしも有意義であるとは限らない。
制約の中にこそ、黄金は眠っているものである。

ゲーム機だってそうだ。
ファミコンから30年で驚異的な進歩を遂げた。
それは制約をとっぱらう歩みと言っていい。
ドット絵からHDの高解像度映像に。
スプライトからポリゴンに。
しかし、多くの自由を手に入れた結果、自由に溺れるという顛末を目にすることも少なくなくなった。

制約は、アイデアを生む。
無声映画が、モノクロ映画が、今も変わらず光り輝くのはその証左だ。
できないなら、できないなりの別ルートを探す。
別の手段でゴールを目指す。
その探究心にロマンが宿る。
知性が宿る。

そんなことを思っていた自分が震えた作品がこれ。
作品テーマとは違うところで感心してしまった。
わー真面目に観て損した!と思う箇所もあったが、この監督が取った手段は、おおむね正しい。

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『DRIVE』(2011)★★★☆☆

劇場にて。
無可無不可。