Fool On The Hill 2

SFさんが誰かわかりました。まんまイニシャルだったんですね。
聞いた話では、某国民的アニメの脚本を書かれていたとか。
機会があればお話をうかがいたいです。


しかしたかだか広島の商学部のくせして(※訂正:人文学部もありました!)S大学は、こういう業界に結構な人材を輩出してることになりますね。わからんもんです。大学で習ったことは何の役にもたってないのに。
いなげなことになっとるのぉ


まあ、確たる指標をもって大学に通っていた人が何人いたかはわかりませんが、少なくとも何かをやりたくてあそこに通ってた人を僕は知りません。

とりあえず大学に行こう。

これが大きな間違いだと、あの時は気づけませんでした。
何になりたいか、大学に行ってから考える。
これ、順番がおもいっきり逆ですよね。
下手すると、就職してから何になりたいか考えたりしてる。
いままで何しとったんや!と言われても不思議ではありません。


日本は「大学行かないと選択権もらえない」みたいなとこありますから、とりあえず選択権もらうために大学行こう、何になりたいかは選択権もらってから考えよう、ということになってますよね。キャンパスライフ、エンジョイしたいもん!で行ってる。

そうなると、高校卒業するまでの18年間は、選択権もらうためのテスト解答暗記期間ということになります。
なんという無駄な時間の使い方でしょう。


そんなシステムでも、結構な人材が育ってきてることが逆に驚きです。
スポーツ系の選手はね、クラブ活動とかで早いうちから幸福な出会いを掴めていれば、能力を活かす進路も将来設計も、立てやすいです。
でも、そうじゃない8割だか9割の「とりあえず」なひとたちは、非常にもったいない時間の使い方を強いられてる、と言ってもいいんじゃないでしょうかね。


このシステムが出来た当初はどうだったんでしょうね。もっと機能してたのかしら。ホンマ、ようこんなんで経済成長トップまで上り詰めたなぁと思います。終戦時点で下位ランクだった国がワールドカップ優勝したようなもんですよ。
ううむ。


でもね、やっぱり優勝なんてしなくていいから、しっかりとコーチングしてほしいと思いますね。
義務教育は小学校まで。
それで十分でしょう。
そっから先は、なりたいもの探し。
専門的キッザニアみたいなとこ作って、そこで探すもよし。
なりたいものが見つかったら、より専門的に学べるとこに行くもよし。
もちろん、いきなり社会に飛び込んでってもOK。
そんで12歳で成人にしましょう。
少年法もそこまで。
今の日本はとかく手取り足取りすぎます。
いいと思いますけどね。

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聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011)★★★☆☆
劇場にて。
大人たちが、責任放棄からではなく「国の未来は若者たちのもの」という信念に生きていたことに感銘を受けた。これが大人だ。真の大人だ。
作品としては、ともすれば浪花節に振りがちなこのジャンルを、距離感を保ち、客観的に描いたことは立派だと思う。
役者さんたちが坊主頭で臨んでいるのも素晴らしい。
CGも素晴らしい。
惜しむらくは、臨場感の欠如。
司令長官の話だから会議室がメイン舞台なのは仕方ないが、そこが戦場の最中の会議室に見えない。とても安全なセットでやっている舞台劇のように感じる。その舞台に、戦闘シーンが挿絵のように挿入される。ゲームでいうところのチャプター間のムービーのような。狙いなのかもしれないが。
大衆のリアクションが居酒屋でまとめられたのも、物語を矮小にしている気がした。

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『哀しき獣(THE YELLOW SEA)』(2011)★★★☆☆
劇場にて。
正直、観ることに覚悟を要する韓国映画は観る気分ではなかったが、観始めるとやはりひきこまれる。
この主役ふたりが、ホントに『チェイサー』のふたりとは今でも思えない。
作品へのアプローチは見事と言うほかない。
とくに、ミョン社長。
個人的には『ダークナイト』でヒース・レジャーが演じたジョーカーに匹敵する。
見た目とか存在感が、あまりに原田眞人監督そっくりで、俺の中で倍加されたせいかもしれない。
ここから本編と関係ないことを書くが、エレベーターから降りて劇場に向かおうとすると、入り口のところで初老の外人が、小学校で使ってたような机に座ってニコニコしてた。机から垂れ下がった紙には「アミール・ナデリ」とある。同じフロアーでやってた『CUT』の監督が座っていたのだ。ちょ、監督!なにしてはるんですか!と意表を突かれた。即席ティーチングなのだろうか。なんともぜいたくな趣向だが、『CUT』はおろか過去の作品も観てなかったので素通りしてしまった。あれ、多分監督がやりたい!って言い出したんだろうな。すげーいい監督だ。

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エンディングノート』(2011)★★★☆☆
劇場にて。
実の父親の余命と向き合う姿勢。
しかし努めて明るく、贔屓目もなく、過分にセンチメンタルにしない信念は素晴らしい。
ただこれは、自分の頭の固さ故だと思うけど、ひじょうにこんがらがった。
撮影者が主役の実娘で、監督で。
ここまではいい。
しかし、この娘がナレーションまでしてくると思考がわやになった。
しかも、父の一人称として語られる。
そして、この声の主が撮影中も対象者に向けて質問している。
わざわざ娘がナレーションをする狙いは、なんだったのだろう。

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『ブレアウィッチプロジェクト』(1999)★★★☆☆
自宅にて。
主観シューティングでしかなかった『REC』と違って、ドキュメンタリーたりえようとしていたところが好感がもてる。
都合よく何かが映ったり起きたり、ヒーロー&ヒロインでなかったところが好感がもてる。
お客さんを飽きさせないようにしなきゃ!という強迫観念に信念をもって屈しなかったところに好感がもてる。

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ゴッドファーザー』(1972)★★★★☆
劇場にて。
スプラッターにはまってた頃、「衝撃シーン特集」みたいなくくりでこの映画の殺害シーンが紹介されてて、入り口がそっちからだったからなのか、単なる読解力不足なのか、今回もその偉大さに気づけず。要追試。

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