Fool On The Hill

soichi_ueno2011-11-30

KAMIKAZE TAXI』のDVDきたー
17年振りだよー
『トラブルシューター』のDVD化はいつだろうなー



さて、実習はひとまずの幕を閉じました。
【できるだけ多くの生徒にフィルム編集を体感させる】という任務は失敗に終わりました。
「完成させなきゃ!」ということを第一義に置いてしまった為、細かいところは自分でやってしまったのです。
反省しきり・・・
次は、もう少しうまく教えられる




と思う。


それにしても600万円かー
4年間に支払う学費だそうだ。
正気の沙汰とは思えないよ。
仮に自分の息子が入学を希望したなら、全身全霊で阻止するな。
確かに、自分が通った専門学校とは比べ物にならないほど設備も教科も充実してたし、モラトリアムを形成するにはもってこいな環境だったと思う。
でも、600万円分の価値があるか?と問われたら・・・・・


生徒たちは退屈そうだが従順で、言われたとおり事を進めていた。
それもいささか疑問に思う。
技術ならいざしらず、演出に関して従順であることに何の意味があろうか。
業界に入れば、望むと望まざるとに関わらず『型』にはハマっていく。
高い金と時間を払って『型』にハメられて、何を育てるというのだろう。



思えば学校教育とは、『暗記』の連続だった。


教科がなんであれ、あまたの答えやパターンを記憶するだけのもの。
なぜそうなるのか?とか、どうしてそこにたどり着くのか?ということは置き去りで、結果だけをただひたすらに詰め込んでいく。
テストの解答欄も、過程は問わない。
結果だけを書き込む。
結果を覚えた量が進学レベルに還元され、進学レベルは将来の可能性に直結する。



なにかがおかしい。


大事なのは、やはり『過程』だ。
『結果』は自立や自律を生み出さない。
『過程』を知らなければ、別の『過程』も導き出せないし、さらなる『結果』を見出すこともない。


多感な時期を『結果』に支配されることは暗黒だ。


自分は将来何をしたいか?何が自分を活かせるのか?どんな職業があるのか?そのためには何を学んで何を身につければいいのか?
それを培うのが真の教育でなないのか。
人生の豊かさが、自分の生きがいを見つけることなら、そうあるべきだ。



時間の無さ。
それが結果教育になってしまった要因なのかしら。
わずかながらも実習指導した感想で推し量るに、思い当たるのは時間の無さ。
どれだけ生徒達に理解させたか?にノルマを課すのではなく、作品の完成にノルマを置いた顛末が、それだったからなー


何の役にも立たない教科は切り捨てて、論文とか討論とか、あるいはアルバイトとかね、自律を促す教科を組み込むことをそろそろ真剣に考えた方がいいんじゃないかしらん。



最後に、


「わたしは“結果”だけを求めてはいない。“結果”だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」

- 『ジョジョの奇妙な冒険 今にも落ちてきそうな空の下で』での名台詞 -

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バック・トゥ・ザ・フューチャー』 ★★★★★

劇場にて。

ブッとんでいる。
思春期に、こういう作品と出合えたことは僕の財産だな。
たしかに今見れば、あからさまな盛り上げや、苦しい前振りもあるにはあるが、それを上回るパワーが規格外だ。
なにより、苛められっ子のジョージ、いじめっ子のビフと再びスクリーンで出会えたのが嬉しい。
あいつらやっぱりサイコーだよ。
さしずめ、ジョージはのび太、ビフはジャイアン
ドクはドラえもんでマーティは出来すぎ君だな。