When I 64

soichi_ueno2008-12-09

もうすぐ40歳ですよ。
ヤバイでしょう。
だって、精神的には全然追いつけてないですからね。
良くいって20後半。
精神は成長しないのに肉体はグングン老いていく。
ヤバイっす、このギャップ。
昔、いや、今でもそうだけど、自分が思う「40の男たるもの!」からまったくかけ離れてますよ。
戦中、戦後あたりの10代20代の手紙とか見たら、まああれですよ。
情けなくなりますよ、自分が。
字も美しいし。
顔つきとかも全然違いますもんね。
威風が。
やっぱ、あれですかね、生死を問う日々を送ってないとこうも違うもんですかね。
いや、多分ね、人間が最終的に辿り着ける処は、戦中も今も変わってないんですよ。
ただ、寿命が延びた分、精神の成長速度も緩いんですよ。
そうに決まってます。

わかってますよ、そんなこと。
オマエの所為やと、こう言いたいわけですね?
自覚してることを相手に言われるとカチンときますよね。
でも、なんかそういう所為にでもせんと、このかけ離れ感を受け止めれないというかね。
いや、ヤバイっす。

そういう割には、沖縄に行ってきました。
沖縄でも行かんと、このヤバさは払拭できひん。
嘘です。 友達の結婚式で行きました。
新郎新婦含めて14人という内々のものでした。
海に面した教会でね、絶好の式日和でしたよ。
冬でしたけど、久しぶりの沖縄で、参加した人もみんな笑顔で、とても良かったと思います。
イルカとも泳げましたし。
トリトンですよ。
何しに行ったんや、いう話ですよ。
失敬な! 結婚式に決まってるじゃないですか。
でも、イルカがおるんですよ、宿泊したホテルに。
トリトンしたいでしょう、普通。
しましょうよ。
まあ、そんなわけで日頃の毒を洗い流してきたのです。

式の翌日は暴風雨で、「紙一重だったね」とか言うてたんですけど、東京に帰ったらこっちも交通機関が麻痺してたみたいで。
帰りの電車は殺伐地獄で、30分で毒が回復しました。
せっかく3日かけて落としてきたのに。
もうやだ、こんな街。


最近は、仕事が落ち着いてきたので、またぞろGAMEをやったりしてます。
PS2もできるPS3が生産中止との報を受けて、年頭に慌てて買ったPS3ですが、ほとんど眠ってました。
圧倒的シェアを誇ってた任天堂が、スーファミから64に移行する時に、あっさり後塵を喫したことに誰しも諸行無常を感じたと思います。
それでもPSやサターン等の新しい風に一喜一憂してました。
黎明期というものは活気に満ちています。
でも、まさかその戦国時代に打ち勝ったSONYが、こうも簡単に没落するとは誰も思わなかったでしょう。
思ってた?
ウソつけ!

莫大な制作費と作り難さ → 費用回収が見込めない作品は作れない → 挑戦的な作品の衰退
出口なしですね。
かといって、fitと共に購入したWiiは、半年近く未開封です。
あれはモンハン3専用機としてしか活きる道はないでしょう。
64の頃はエガったな〜……

GAMEメーカーの混迷は、想像を絶するものと思います。
海外の優良作品が横行する中で、とても辛抱強く頑張ってると思います。
かつて宮本茂さんが撒いた種を、時間差で今芽吹かせてるのが、海外なのかもしれません。
黒澤の撒いた種を掴んだのが、そうであったように。
メトロイド』しか知らなかった僕にとって『CALL OF DUTY4』は斬新極まりなかった。
友人に教えてもらった『DEAD SPACE』は、あまりの残虐描写に発売禁止をおみまいされましたが、その世界観は目を見張るものがあります。
興味がある人は検索してみてください。

当面の期待は、海外作品なれど、これ→http://www.eajapan.co.jp/mirrorsedge/

                                                                            • -

アクロス・ザ・ユニバース』 ★★☆☆☆

劇場にて。
人気のない砂浜で主人公が一人、こちらを振り向きざまに「girl」を歌う冒頭に大いに期待したが、それ以降があまりに幼稚で稚拙。ムゴい。自称クリエイターの慰み映画がハリウッドでもまかり通ることに驚いた。でも、鼻すすりが聞こえるわ、拍手がおこるわで、ひとり取り残されたまま劇場を後に。

                                                                            • -

『WANTED』 ★★★☆☆

劇場にて。
欲張りでいいとこ取りの過積載でも破綻させず、無理なく作品に組み込む器用さに感心。

                                                                            • -

容疑者Xの献身』 ★★★★☆

劇場にて。
原作、TVともに未見。
予告の段階では、鑑賞末梢リストの先鋒だったけど、観終わってみれば、この作品のメディア・アプローチまでもが石神の"ひっかけ"なのでは?と思えてくる。フジっ子映画とバカにして挑んで玉砕は『ガチ☆ボーイ』に続いて2回目。ええお客さんや。
石神が獄中、天井に馳せた四色問題に涙。社会に馴染めない不器用な男の孤独な話って、弱いのよね。今年ベスト・ワンかも。

                                                                            • -

『三国無双5』 ★★★☆☆

次世代の画力は凄いが、4作目が一番面白かったような。