ろまん★ほりでい

《ラストプリンセスさま、明日のスケジュールをお伝えします。》

どうぞ。

《明日は、10時から本庄にて樋口組の合成チェック。》

せんきゅう。

《その後、12時の昼食を挟んで15時、東京に戻っての次回作の打ち合わせ。》

せんきゅう。

《そこは遠慮されたほうが。》

のうせんきゅう。

《17時、夕食をはさんで三谷組のDLP試写です。》

せんきゅう。

《21時より》

めろりんきゅう!

《は?》

ふぁっきゅう!

《ラストプリンセスさま?》

ホームラン級! おバカ度ホームラン級! ばかばかばか! カバ!
もうイヤ!
朝から晩まで「せんきゅう」「のうせんきゅう」の繰り返し!
あたしのプライベートを返してちょうだい !!

《おんどれが受けた仕事じゃろうが !!》

ひ、秘書?

《かんべんしてくださいよぉ、ラスプリ。
こちとらアンタのスケジュールなんか知ったこっちゃあないんですよぉ。
グダグダ言ってっと昆虫採集セットについてる変な液体注射しますよぉ?》

わ、わかりました。
もう寝ます。
下がってよろしい。

《ったく、なにがラストプリンセスだよ。
ぺっ!》

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樋口組と三谷組が終わりました。
長かった・・・
どちらも半年以上。
ここのところ長期拘束の作品増えてますね。
まあ、お金的にはありがたいんですけど、ペース配分も考えないと厳しいかもです。
あとやっぱりDI。
これは嫌いです。
正式にはデジタル・インターメディエイトって言うらしいんですけど。
要は、フィルムの仕上げ工程をデジタルでやっちゃおうというシロモノで、細かい色補正やら後付けエフェクトなんかができちゃうわけです。
実際、樋口組は後付けガッシガシでしたから、その恩恵は十二分にあったと思います。
でも、ツマんないんですよ。
高精細の動画って容量喰うんで、これで編集決まり!っていうオフラインの「オール・ラッシュ」分しかDI作業しないわけです。
これがね、アカン。
オフラインで使わなかったところは、決して使わないわけじゃないんですよ。
自分で言うのもなんですけど、優柔不断な男なんでね。
実際に音楽とか効果音入ったら、「あそこのカット尻もうちょっと欲しいな」とか
「なんや、音楽外すんかいな。タルいがな。それやったら切らしてもらいまひょ」とか
あるわけですよ。
ないですか?そうですか。
いや確かに、「オール・ラッシュ」は、これで編集決まり!っていう意味ですよ。
いいですね、これでいきますよ、皆さんよろしくお願いします、っていうお披露目ですよ。
でも、な"お"し"た"い"ぃぃぃぃぃぃぃぃ !!
って時があるわけですよ。
録音部に白眼視されながらも。
乙女心ですよ。
いけませんか !?
いけませんか !!!!!!!
バン!バン!バン!
のど輪! 喰らえ、のど輪! 体あびせ!
でも、DIではそれができない。
直せばよくなると判ってるのに直せないまま見続けないといけない苦痛!
しかも長期にわたって。
エンドロールのクレジット修正が出たときは直すクセにね。
腹立つわ。
ダビング終わってからのDIにしてくれんもんかしら。

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魔法にかけられて』 ★★★☆☆

劇場にて初鑑賞。

ディズニーのセルフパロディにしてキ○ガイ映画。
でも意外に楽しめた。
ジゼ〜ル♪

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『CALL OF DUTY 3』(PS3) ★★★☆☆

オンライン対戦もできるFPS。

舞台は第二次大戦下のフランス。
ドイツ軍の凄まじい攻撃を前に迫真の戦場が体感できる。
味方を誤射してしまうところも、味方にジャマされて死んでしまうところも、いったい何が起こっているのか判らないうちに死んでしまうところも含めて、戦場が体感できる。

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『CALL OF DUTY 4』(PS3) ★★★★☆

オンライン対戦もできるFPS。

舞台は近代。
トゥモロー・ワールド』を彷彿とさせる導入からしてPart3からは格段の進歩。
緊迫感は維持しつつ、プレーヤーに優しい作りに仕上げた手腕は見事。
GAMEというものが、敵の把握とそれの対処、及び対処の洗練、ということならこれは確かにGAMEといえる。
でもこの作品は色んな意味で問題作。
あえていうなら軍事訓練シュミレーター。
その世界観のハードさにプレイヤーがついていけなかったとしても不思議はない。
だって敵とはいえ寝てる人を撃っちゃうんだもん。
「おやすみ」とかって。
普通退くよ。
で、何が怖いってその行為に慣れちゃうとこが怖い。
バイオハザード』とか『メトロイド』ってうま〜くデコレートしてんのね。

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クローバーフィールド』 ★★★☆☆

劇場にて初鑑賞。

VTRの重ね録りっていうアイデアは面白いと思った。