ガチ☆ボーイ

soichi_ueno2008-03-15

府中に行ってきました。
初TOHOシネマズです。
前から思ってたんだけど、このビルはなんか精気がないよね。
建物自体は新しくて広々してるんだけど、その広さがユトリよりもデッドスペースのほうに傾いてる印象がする。
でも、映画館の座席は凄かった。
プレミアムスクリーンっていう劇場限定らしいんやけども。
なんと座席がリクライニング!
もっかい言うよ。
リクライニング!
リ・・・・・・・クラインニグ!
むひょ〜
椅子周りもゆったりしてるし、勾配もあって座高高めの自分も後ろの人が気にならずリラックス。

ほいでも、あの上映前のマナー告知はイカン!
なんやあの「タカノツメ」とかいうリミテッドアニメは。
長すぎる !!
止めろとは言わんけど10分の1にしてください。
声優一人でやりくりしてんのも痛々しいし。
ゲッソリやわ。
あの野球のヤツでええやん。
ほいで、あ〜やれやれ、やぁ〜っと終わったと思たっら、まぁた盗撮禁止の映像が流れて。
デジカムのかぶりものした人が踊っとんねん。
これがまた火に油を注ぐパントマイムで・・・
それさっきタカノツメが言うてたけやんけ !!
何回も同じこと言われんの腹立つねん。
腹立つねーーーーーーーーん !!
うんじゃまらみぃぃぃ ーーーー!!
いつまで続くの、これ。
そもそもマナー云々は上映前に係りの人が口頭で言うてたでしょ。
入口んとこに判り易くポスターでも貼っときゃそれでええんちゃうの。
そんなんいくらやっても盗撮する人は盗撮するし、喋る人は喋るし、食べる人は食べるよ。
本編前にお客さん不愉快にさせるって、サービスとしてどうなの。
こんな前座で始めさせられる本編が哀れやわ。
まったく。
すんませんね、文句ばっか言うて。

まあ、そんな最悪なコンディションで挑んだんですよ。
演目は『ガチ☆ボーイ』
これがまた出だしから寒い寒い。
寒いしユルいし前座の貯金もあるしで不快指数が上がる上がる。
でもね、持ち直すんですよ、これが。
土佐の一本釣りみたいに。
ぐわぁぁ!って。
まあね、感動とベタな判りやすさに重きを置いたバランスなんで、それが鼻につく人もおるかとも思う。
音楽煩いな、とか。
いまどき雨降らすか、とか。
でもそれを上回る良さが随所にある。
あったと思うな、オレは。
今の邦画が持ちたくてもなかなか持てない映画の力がここにはあった。
一年後十年後思い出せる作品がいったいどれほどあるんだろう。

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『ガチ☆ボーイ』 ★★★★☆

劇場にて初鑑賞。

笑いも学生プロレスも、全てが感動のために用意された青春映画。
ちなみに、カミサンが言っててなるほどと思ったのは、あのクライマックスすらも忘れちゃって、どんだけ〜みたいな終わり方の方が自分には合ってると。
うん、俺もそっちのがいい。

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『SAW』 ★★★☆☆

DVDにて初鑑賞。

ファイナル・デスティネーション』の監督かと思ったら違った。
荒木センセイの短編を見ているようだった。
ドンデンが手段ではなく目的の映画?
もっと密室の二人を見ていたかった。
ダニー・グローバーの扱い酷し。
でも、ラストはゾクゾクした。
監督は27歳。
映画を志す学生には大いなる希望となるに違いない。

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ヒストリー・オブ・バイオレンス』 ★★★☆☆

DVDにて初鑑賞。

冒頭の二人組みにゾクゾクするも当て馬と知って座りなおす。
暴力の連鎖、あるいは家族の再生という見地からはどちらも中途半端な印象。
保安官さながらに「どうにも腑に落ちないんだ、ディヴィット」
いや、ジョーイはクローネンバーグ自身なのか?

まったく過去ってやつは、どんなに踏み潰してもミミズのように這い出してくる。
という、どこかで聞いたような台詞が頭の中を渦巻く。
不倫の代償としてもあてはまる。
チンピラがどれも間抜けなのは意図的か?
カット割とバランスが個性的。

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世界最速のインディアン』 ★★★★☆

DVDにて初鑑賞。

スピードレーサーの聖地ポンヌヴィルで自作バイクを走らせる。
そんな夢にひたすらまっしぐらな爺さんの話。
しかしこの爺さん、根回しや戦略という類のものとは無縁の男。
リスク回避というものに見向きもしない、出たトコ勝負で愚直な行動が呼び寄せるトラブルは、「自己責任」が突きつけられる現代においては「自業自得」
しかし、それすらも「ハッハ!」と笑い飛ばして前にしか転ばないスタイルに、見ているこちらは反省モード。
まったく「無謀」という言葉は人間をがんじがらめにする。
自分で自分の翼をむしってるようなもんだ。
闘う君の事を、闘わないやつらが笑うだろう。
わー、ゴメンなさい!

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GOD OF WAR』 ★★★★☆

ダイナミックなアクション。
プレイヤーを操る爽快さは『PRINCE OF PERSIA 時間の砂』を彷彿。
ギリシャ神話とはいえ、神様をコテンパンに殺戮していく世界設定が絶妙。

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GOD OF WAR 2』 ★★★★☆

Part1に同じ。