来るべき世界
明日は沖縄を発つというその日、宿の人に体験ダイビングを申し込みに行った。
となりのテーブルでは、その日にダイビングを行ったであろうグループが、撮影したビデオを見ながら異様な盛り上がりを見せている。
いいなぁ、もぐりたいなぁ。
しかし、夢はもろくも挫けた。
ダイビングは気圧の変化が著しく、飛行機に乗るなら中一日は空けないといけないそうだ。
我々四人のうち飛行機に乗るのは俺一人。
あとの三人は、そんな枷はまったく関係ない。
俺一人のせいで…
その日の夜のことさ。
僕が星になったのは。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ロストワールドの転機の一端は、どうやら高度経済成長にあるようだ。
日本中が一心不乱に走り続けた結果、多くの落し物が忘れ去られていったのかもしれない。
建築家・安藤忠雄は、再開発によって、そのことを伝えようとしている。
高度経済成長のシンボルであった東京オリンピック。
その再誘致をキッカケに、巨大プロジェクトが動く。
いろんなメディアが昭和を振り返るのは、単なるノスタルジィだけじゃあなかろう。
みなどこかで、落し物たちに後ろめたいものを感じているのだ。
日本映画は活況を帯びている。
おかげで僕も走れている。
落し物もしている。
気づいたときには拾っているが、拾い切れなかったものに気づくのは、おそらくもう少し後なのだろう。
そうして、気づいた後に拾いに行くのだ。
人間は少しも成長していない。
知識だけが蓄積されていく。
そうした知識も、時代の価値観や法によって様変わりするのだ。
そんな僕は、最近コタツで編集している。
『DN』のほとんどはコタツの上で産まれたし、『眉山』も半分はコタツだ。
ここは、そう、Center of Universe。
コタツなんで当然丸くなる。
もちろん寝る。
飽きたら『宇宙戦争』を見る。
トライポッドの登場シーンだけを見る。
すばらしい演出だ。
カット割りも少ない。
最近「老けた」とよく言われる。
すごいの拾った。
http://www.youtube.com/watch?v=9-JuSY0Qycg
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今日の寝言
「うふふ、やっとわかったよぉ・・・・・おそっ」
何がわかったんですか?
「・・・時間の流れ」