着信アリ2』→『鉄人28号』→『HINOKIO』と、公開されるごとに数字を落としている上半期、コールタールのような湿気もあいまって気分はすこぶる滅入りがち。
擬音でいうと「ぬるぬる」とか「ぬめぬめ」とか、そんな感じ。

そんな泥田坊のような陰鬱さを吹き飛ばしてくれるのが、もっかのところ朝青龍
豪快な勝負、突き上げる拳、ふてぶてしい笑顔。
揺ぎ無い牽引力と、清々しさに勇気付けられる。
なにより、一切のネガティブを寄せ付けない。
彼こそは王の中の王。
殿ではない。
王なのだ。