『砂の器』

デジタルリマスターっちゅうやつを観た。
昨日観た。
冒頭から始まる丹波哲郎かめだ紀行で、ついウトウト・・・
被害者の遺族が登場したところでグイッグイッと。
しかし結果的に、自分にはいまひとつピンとこなかった。
これも飽食の子の宿命なのか、はたまたピアノをひく和賀英良の手が、ぷっくりさんだったからなのか。
撮り方見せ方の誠実さには目を見張るものがあった。
左から右のワイプで出されるテロップも的確で的を得ている。
なるほど、この事件は実際にあったものではないけれど、ナレーションではなくテロップで行われる経過報告は、史実感がより増すようだ。
役者の滑舌・発声、凛としたたたずまいも、格の違いを感じる。
それだけで1800円払う価値があると言える。
もっともっと、過去の名作をリマスターしてスクリーンで上映して欲しい。