ハム

げっ歯類がよく乗る滑車。あんなものは自然界にあるはずもないのに、彼らは何の疑いもなく当然のようにそれを乗りこなす不思議。
しかし、いくら広い場所で飼っているとはいえ、限られた場所で、ひとりっきりで、その短い人生を終えていくというのは、なんとも忍びない。
手のひらに乗っけて、顔を近づけると、彼らはこんなにも生きている、ということを実感させてくれるだけに。